四季の色
着物を彩る日本の伝統色
春
春の野に咲く菜の花のような、やや緑みを帯びた明るい黄色。
芽吹いたばかりの若葉を思わせる、みずみずしい黄緑色。春の始まりと新しい生命を象徴する色。
咲き始めの桜の花びらのような、淡くやさしいピンク。日本の春を象徴する、儚く美しい色。
藤の花の房のような、やわらかな薄紫。上品で優雅な印象をもつ、日本らしい色。
桃の花や果実のような、やわらかいピンク色。
明治時代に流行った色の一つ。京都から東京へ都が移った際、新時代への期待感や東京への憧れから生まれた色名で、当時の粋な色として親しまれました。現代的な洗練と和の落ち着きをあわせ持つ。
夏
わずかに緑を含んだ、澄んだ明るい青。日本の染色文化を象徴する、爽やかで清らかな色。「浅い葱(ねぎ)の葉の色」から名付けられました。
晴れ渡る空を思わせる、澄んだ明るい青。軽やかで開放感のある色。
白磁に由来する、透明感のある繊細な白色です。純白よりも優しく、白磁の器のように、ほのかな温かみを持つやわらかな白。ごく僅かに青みや灰色味を帯びた上品で静かな美しさを感じさせる色。
青磁の器を思わせる、やわらかな青みを帯びた淡い緑。静かな気品と伝統の美を感じさせる色。
漂白していない布の自然な生成りの風合い。素朴でやさしい温もりを感じる色。
深く染められた藍染のような、落ち着いた少し緑がかった濃い青。日本の伝統を象徴する、力強く品格のある色。
秋
わずかに茶を含んだ、やわらかな灰色。京都の洗練された美意識を感じさせる落ち着いた色。
蒸した栗のような、やさしい黄みを帯びた淡い色。秋の穏やかな温もりを感じさせる色
落ち葉のような、黄みを帯びたやわらかな茶色。秋の深まりを思わせる自然な色。
黒柿の木肌を思わせる、深く重厚なこげ茶色。自然の力強さと品格を感じさせる色。
茶の湯の美意識を象徴する、ややくすんだ渋い緑。静かな趣と侘びの美を感じさせる色。
狐の毛並みを思わせる、赤みを帯びた黄褐色。温かみと自然の力強さを感じさせる色。
冬
墨のように深くやわらかな黒。日本の書や水墨画を思わせる、静かな力強さを持つ色。
深く鮮やかな紅色。情熱と気品をあわせ持つ、印象的な赤。
銀のような光を含む、上品な明るい灰色。洗練された落ち着きを感じさせる色。
温かみのあるくすんだ灰色。控えめで落ち着いた美しさを持つ、日本の伝統色。
顔料の「紺青」に由来する色で紫色を帯びた暗い上品な青色. 深く鮮やかな青。澄んだ夜空のような奥行きを感じさせる色。
やや渋みを帯びた上品な紫。江戸の粋な美意識を象徴する色。